海外医学誌に当院の幹細胞治療に関する論文が掲載されました

2019.08.08

学術発表

医療に関する学術論文のイメージ

ひざ関節症クリニックグループでは、日々の診療に加え、良い治療法を広めるための学術活動も行なっています。このたび当院院長の横田を中心に幹細胞治療についてまとめた論文が、整形外科領域において影響度が高いとされる『アメリカン・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン(AJSM)』という医学誌に掲載されました。

 

培養幹細胞治療により高い痛みの改善効果が認められました

論文では、変形性ひざ関節症の治療として行った幹細胞治療にフォーカスし、現在行っている幹細胞を培養してから投与するケースと、過去に行っていた培養せずに投与するケースの治療成績の比較結果をまとめました。

痛みや症状、運動機能など、様々な項目において改善度を数値化して比較した結果、培養した症例グループで非培養グループよりも高い痛みの改善効果が認められています。こうしたヒトへの治療効果を方法で比較した研究は世界初の情報ということもあり、広く医療従事者に知ってもらうべく発表しました。
今後も、より良い治療法をご提供できるよう、治療法の模索・検証を進めてまいります。

 

横田院長がわかりやすく解説
▶︎ 培養幹細胞治療とは?

 

掲載論文
Naomasa Yokota, et al. Comparative Clinical Outcomes After Intra-articular Injection With Adipose-Derived Cultured Stem Cells or Noncultured Stromal Vascular Fraction for the Treatment of Knee Osteoarthritis. Am J Sports Med. 2019 Aug 2