情報提供医師

蓬田 翔太医師

  • 日本整形外科学会認定 専門医

4年ほど前、右ひざに痛みを感じるようになり、整形外科に行ったところ変形性膝関節症と診断されました。症状は痛み止めと貼り薬でおさまりましたが、走れない、階段の昇降には気を遣うという状況でした。現在はヒアルロン酸注射をしているのですが、最近はあまり効果が感じられません。痛み止めを飲むと1時間程度は歩くことができますが、すぐひざが痛くなります。医者からはひざの手術をすすめられましたが、できればしたくありません。そこで伺いたいのですが、ヒアルロン酸注射はこのまま続けたほうが良いのでしょうか?それとも、これ以上注射してもあまり意味がないのでしょうか?

効果が感じられない場合、ヒアルロン酸注射の継続はお勧めしません。

■ヒアルロン酸注射とは


ヒアルロン酸は、関節内の空洞を満たししている滑液(かつえき)に含まれ、ひざを保護している成分です。関節内のヒアルロン酸は年齢とともに少しずつ減少してひざへの負担が増え、ひざの動きも悪くなってきます。ヒアルロン酸注射は、減少したヒアルロン酸を補充し、関節の滑りをよくすることで、痛みを緩和させる治療です。

■ヒアルロン酸注射はいつまで続けるべきか?


ヒアルロン酸注射は、週1回の投与を5週続け、その後は効果に応じて2〜4週に1回というペースで行われるのが一般的です。ヒアルロン酸は初期の変形性膝関節症には有効ですが、進行期以降は効果がなくなってきます。効きにくくなったからと言って、頻繁に注射を打ち続けると、感染や神経損傷などのリスクを高めてしまう可能性があるため、痛みに効かなくなったら、注射を繰り返すことはお勧めしません。他の治療法を検討しましょう。

ヒアルロン酸が効かないという方は当院にも多くいらっしゃいます。お膝の状態で判断が変わってくるので、まずMRI検査で現在の膝関節を確認し、その結果を分かりやすくご説明してから、ご希望を踏まえつつ一緒に治療法を考えています。
▷待ち時間のないMRIひざ即日診断について


■手術以外の治療法


ヒアルロン酸注射が効かなくなったら、次は手術を勧められることがほとんどでしょう。しかし、身体への負担が大きく、入院期間・リハビリ期間も長い人工関節手術や骨切り術は、できれば避けたいという方が少なくありません。そんな方へ、治療の選択肢としてご検討いただきたいのが、当院で提供しているPRPーFD注射です。

PRP-FD注射
PRP(多血小板血漿)とは、血液から血小板を多く含む液体成分だけを抽出したものです。血小板には組織の修復を促す物質が含まれており、それをひざに注射することで自然治癒力を高め、慢性化したひざの痛みを和らげます。実際に、ヒアルロン酸と比較して高い改善効果が認められたとする研究報告も複数あります。
当院では、PRPからさらに組織の修復を促す成長因子のみを抽出・濃縮したPRP-FDを採用しています。治療は採血と注射のみなので体への負担が軽く、ヒアルロン酸が効かなくなった変形性膝関節症の進行期にの痛みにも効果が期待される治療です。

ヒアルロン酸注射の効果が実感できなくなってきた、でも手術は避けたいという方に、当院の治療法がひとつの有効な選択肢になることは確かです。その痛みに効果が期待できるか、どういった方法での治療が有効かなど、お一人おひとりの症状や生活に合わせてご提案いたします。もしご興味がある方は、はじめての来院予約よりお問い合わせください。

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