- 症例実績のお知らせ
- 幹細胞治療12,300症例突破※
※当グループ調べ(2015年3月〜2024年9月)
治療前後の歩行比較
自分の細胞を使う、ひざの再生医療
ヒトの身体には幹細胞(かんさいぼう)という細胞が存在します。幹細胞には、炎症を抑えたり痛みを緩和させたりする作用があり、ひざの痛みにも効果的。身体から取り出した幹細胞をひざに注入することで、関節内の環境を改善します。当院では、腹部などの脂肪から幹細胞を取り出し、増やしてから投与する、培養幹細胞治療を提供しています。
培養幹細胞治療では、幹細胞の数が増えるため、より大きな効果を目指すことができます。国が再生医療と位置づける治療のひとつで、人工関節置換術や骨切り術といった手術のように、ひざを大きく切開する必要はありません。身体への負担を心配する高齢の方でも、問題なく受けられる治療です。
変形性ひざ関節症が主な適応
当院では、変形性ひざ関節症の患者さまへ培養幹細胞治療を提供するケースが多いです。痛み止めやヒアルロン酸注射といった保存療法が効かなくなってしまったけれど、手術は受けたくないという方がたくさん来院されますが、そういった方でも改善が見られるケースは少なくありません。
また、半月板損傷や軟骨損傷といったひざ関節内の疾患においても、症状を改善したり悪化を防いだりといった効果が期待できるでしょう。
持続的な効果が見込める
幹細胞は、ひざへ注入してからしばらく関節内に残るとされ、効果の現れ方がゆっくりだった場合でも、その持続性は高いという見解です。実際に、培養幹細胞をひざ関節内へ投与したところ、時間とともに痛みが減弱したことが確認されています[2]。このほか、2年に渡って効果が持続したケースがあるという報告も[3]。当院では800例以上※の培養幹細胞治療を行いましたが、多くの方に持続的な効果を実感いただいています。
さらに、幹細胞の分化能(骨や軟骨、筋肉といった、身体のさまざまな組織になり得る力)にも注目が集まっています。一部の論文には、軟骨の厚みが増したという内容も見られました[2]。まだ症例数が少なく研究段階ですが、関節内でも幹細胞が傷の修復に働きかけることが期待されます。※当グループ調べ(2017年5月〜2019年3月)
幹細胞を培養する理由
幹細胞治療には、培養して用いる方法もあれば、培養せずに使う方法もあります。いずれも変形性ひざ関節症に適応可能で、効果も示しますが、手間をかけて培養するのはなぜなのでしょうか?
それは、身体への負担を小さく抑えつつ、多くの幹細胞をひざへ送り込むためです。例えば当院では、培養する際は豆粒大ですが、培養しないで行っていたときは200mLの脂肪を採取していました。量が増えるほど身体には大きな負担がかかりますが、培養するという手段を取ることで採取量を減らし、負担も最小限にとどめることが可能になりました。
脚注
- [1] ∧Stella Cosenza, et al. Mesenchymal stem cells derived exosomes and microparticles protect cartilage and bone from degradation in osteoarthritis. Scientific Reports; volume 7, Article number: 16214. 2017.
- [2] ∧Pers YM, et al. Adipose Mesenchymal Stromal Cell-Based Therapy for Severe Osteoarthritis of the Knee: A Phase I Dose-Escalation Trial. Stem Cells Trans Med 5: 847-56. 2016.
- [3] ∧Jo CH, et al. Intra-articular Injection of Mesenchymal Stem Cells for the Treatment of Osteoarthritis of the Knee: A 2-Year Follow-up Study. Am J Sports Med ;45(12):2774-2783. 2017.
- [4] ∧田中良哉. 骨髄由来間葉系幹細胞を用いた骨関節疾患治療. 骨免疫学の進歩が変える骨関節疾患アプローチ. THE BONE Vol 31. No.2. 2017一夏号; p95-100. 2017.
- [5] ∧中山享之ほか. 脂肪組織由来間葉系幹細胞を利用した細胞療法―現状と展望―. Japanese Journal of Transfusion and Cell Therapy, Vol. 59. No. 3 59(3):450―456, 2013.
症例報告
この治療に関する情報●初診料 ¥3,300 ●モニター価格 片ひざ¥1,012,000(両ひざはプラス¥270,000)
治療の副作用・リスク脂肪採取や治療後の数日間は、痛みや腫れ、赤み、熱感を伴うことがあります。この他にも何らかの不調や気になる症状が現れる可能性もゼロではありませんので、異常を感じた際には速やかにご相談ください。
治療の流れ
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- 脂肪採取
- お腹から、約20mL(大さじ1杯少々)の脂肪を採取します。
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- 抽出・培養
- 脂肪から幹細胞を抽出し、約6週間かけて培養します。
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- 注入
- 培養した幹細胞を、注射器でひざ関節内に投与します。
料金
詳しい費用については、料金ページにてご案内しております。また、当院の治療は自由診療になりますが、医療費控除制度が適応される場合があります。併せて内容をご確認ください。
【ひざの痛み専門】
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